2017年12月21日木曜日

「YOTA-JAPAN」が発足

若いアマチュア無線家の育成を目指す「YOTA-JAPAN」が発足
    ~アップルの創業者も「アマチュア無線が原点」、
遊びから未来のテクノロジー革命の担い手を~    


【趣旨】
現代の若者をアマチュア無線へ誘い、またアマチュア無線の新しい楽しさ・価値を発見・発信するため、国際アマチュア無線連合(IARU)第一地域(欧州・アフリカ・中東地域)と協力し、IARU第三地域である日本における健全で楽しい若手アマチュア無線家のコミュニティ作りを進めます。

【概要】
このたび、日本の10代・20代アマチュア無線家3名(JR2KHB 須田 璃久 21歳、JE1XUZ 加藤 聖也 25歳、JL8WVH 橋本 柊 19歳)が中心となり、IARU第一地域における若者育成に関する公式プロジェクト「YOTA (Youngsters On The Air)」の理念に賛同し、日本において新しい若手アマチュア無線家を迎え入れ、また健全な若手アマチュア無線家を育成・支援するためのコミュニティ「YOTA-JAPAN」を発足させました
YOTA-JAPAN」では、概ね15歳~25歳までを対象とし、特定分野や既存の枠組みに固執することなく、アマチュア無線の多岐にわたる活動を体験する機会を創出します。エレクトロニクスを中心とした科学技術に関する知識・関心を深めると同時に、アマチュア無線の特質である国際交流を通じて、現代に必要な異文化・多文化社会への理解を育むことのできるコミュニティ作りを目指します。また、現代のアマチュア無線が持つ新たな価値を発見、創造し、それらを発信することで、アマチュア無線界を活性化することを目標とします。

【背景】
スマホiPhoneなどで世界を席巻する企業となった米アップルの創業者、二人のスティーブのうちの一人であるスティーブ・ウォズニアック氏は、今年春のインタビューで「アマチュア無線がアップルのエンジニアリングの原点だった」と語っています[1]。インタビューの冒頭から、1年間勉強してアマチュア無線免許を取ったこと、自分で組み立てた送受信機が動いたときの感動、エレクトロニクス工作を駆使したいたずらの数々――、などがアップル創業につながったのだと振り返っています。
アマチュア無線は、単なる「趣味としての無線通信」にとどまらず、未来のテクノロジー革命の担い手を育てる遊びでもあるのです。

YOTAYOTA-JAPAN
 YOTA(Youngsters On The Air)は、IARU第一地域の主催する、26歳未満の若者を対象とした若手育成プロジェクトです。
毎年、各国のアマチュア無線連盟持ち回りで世界大会が開催され、教育の専門家によって開発されたカリキュラムにより、海外交信や無線通信競技をはじめ、電波発信源の方向探査競技、デジタル通信や衛星通信技術の伝授、トランシーバーキットの組み立てなど、アマチュア無線に関するあらゆる要素を、7日間で出来るだけ数多く体験します。2017年はイギリスで開催され、第三地域からの招待国である日本を含む合計27カ国から80名が参加しました。2018年は南アフリカ共和国での開催が予定されています。
YOTAでは、参加者とさほど歳の離れていない若者がリーダーとして指導にあたり、若者が企画運営の中心となるなど、「若者が,若者の視点で,若者を育てる」ことが成功の鍵であると考えています。また、今の若者の考えや興味の対象など、「若者の生の声」にしっかりと耳を傾けることを重要視しています。
(参考:Youngsters On The Air. Website http://www.ham-yota.com/
 このYOTAの理念に賛同し、日本においての健全な若手アマチュア無線家を育成・支援するためのコミュニティが「YOTA-JAPAN」です。

【今後の活動予定】
2018年のYOTA-JAPANの活動として、次のようなプログラム・企画を検討・準備しています。
l  YCP (Youth Contesting Program)
多様なアマチュア無線の活動の中で、コンテストと呼ばれる無線通信競技には、特に多くの若手が傾注しています。YOTAでは、そのことを踏まえ、大型のアマチュア無線設備のある場所に若手を招待し、貴重な環境と良い仲間と共に無線通信競技を楽しんでもらう、「YCP (Youth Contesting Program)」という取り組みを続けています。
YOTA-JAPANでは、日本国内におけるYCPを、2018年度前半を目処に実現するべく、特に力を入れて準備を進めています。
2017年末には、高校生数名をそうした設備のひとつに招待し、YCPモデルケースを兼ねた無線運用会を予定しています。
l  Maker Faire等、各地で開催される青少年向けイベントに出展
Maker Faireは、科学技術からクラフトアート、農業まで、幅広い分野のDIYの展示発表会です。世界各地で開催されており、中でも最大級の規模を誇るWorld Maker Faire New Yorkは、950組の出展者と95千人もの来場者を迎え[2]2017年には、米国のアマチュア無線連盟ARRL (American Radio Relay League) をはじめとしたアマチュア無線関連団体も出展しています。東京でも、毎年夏、東京ビッグサイトを会場に「Maker Faire Tokyo」(主催:(株)オライリー・ジャパン)が開催されています。2016年には約400組の出展者、約18,000人の来場者が参加しました[3]
そこでYOTA-JAPANでは、テクノロジーに興味を持つ若手にアマチュア無線をPRするため、2018年のMaker Faire Tokyo等、各地で開催される青少年向けイベントへの出展を検討しています。
l  December YOTA Month
YOTAでは、毎年12月を「December YOTA Month」と称し、26歳未満の若手アマチュア無線家の無線運用機会の増加を促すとともに、コールサイン(無線局の識別ID)の一部に「YOTA」を使った特別局による無線運用を行い、世界中にYOTAの周知・理解を図っています。
201812月には、YOTA-JAPANでも、「YOTA」の文字列を含む特別なコールサインを取得し、December YOTA Monthへの日本からの参加、ならびに国内向けの催しの企画を検討しています。

【発起人と連絡先】
JR2KHB 須田 璃久(埼玉県さいたま市) : 問い合わせ先 jr2khb@jarl.com
JE1XUZ 加藤 聖也(埼玉県さいたま市)            JL8WVH 橋本 柊(宮崎県宮崎市)

【アドバイザー】
JE1CKA      熊谷(埼玉県飯能市)                        JE1KUC      深山(Webサイト協力)
JI1AVY       
小口(千葉県匝瑳市)                        JR1AIB        井上(山梨県笛吹市)
JF2CRP      
大島(愛知県岡崎市)                        JQ2GYU      櫻井(静岡県裾野市)
JR2SCJ       
原田(静岡県富士市)                        JH3PRR       北川(兵庫県神戸市)
JN4MMO    
山北(岡山県美作市)                        JF6DEA       木下(福岡県福岡市)
JH7IMX      
脇山(宮城県仙台市)                        JN7FAH      中島(山形県米沢市)
ex JH0NZN 
菅沼(宮城県仙台市)

YOTA-JAPAN Webサイト】

2017年9月23日土曜日

ミニマルチHB24-28DX

2016年1月に、22mHクランクアップタワーの方に載せていたHB102DX(28MHz用フルサイズ2エレHB9CV)を、HB24-28DX(24/28MHz用2エレHB9CV)にリプレースした。
(下は18MHz用フルサイズ5エレ八木。上は7/10MHz用2エレ八木。)

早速、MMANAにアンテナのパラメータを入力して、シミュレーションしてみた。

シミュレーションで得た24MHz帯と28MHz帯のSWRは、それぞれ次のようになった。


いくらなんでも28MHz帯の特性が良すぎて、フルサイズHB9CVのHB102DXより広帯域になっているのは、何かの間違いではないかと、実測してみた結果が次の通り。

低SWR値の帯域が広いことが、アンテナの性能が高いこととは同義ではなく、利得などの性能は犠牲になっているのだろうが、この特性はCWからSSBまで使いやすい。

以前のHB102DXのSWR特性は、MMANAでシミュレーションした下の図と、概ね実測値も同じだった。狭帯域の分だけ、アンテナとしての高性能だったのだろう。




2017年9月10日日曜日

YOTA Presentation at Tokyo Ham Fair 2017

東京ハムフェア2017に
PA2LS LisaさんとPD5LKM Lennartさんが来日し、
YOTAに関する講演を行ないました。

YOTAについての説明はこちら

当日使用したプレゼンテーション資料のPDF
当日の講演内容ビデオは、こちらでご覧いただけます。

「ハムのラジオ」公開収録のビデオ配信も併せてご覧ください。

PA2LS

YOTA世界大会2017ロンドンキャンプに参加したJE1XUZとJR2KHBによる報告

Lisaの講演に先立ち、JG1KTC 高尾JARL会長よりご挨拶

当日の通訳はJQ2GYU

JR2KHB, JE1XUZ, PD5LKM, PA2LS, JG1KTC

JJ2VLY, PA2LS, JR2KHB, JE1XUZ, PD5LKM, JQ2GYU

CQ誌編集部高橋舞氏によるインタビューは内容が的確、かつ濃いもの。
これまで各国の無線雑誌等から取材を受けたLisaが、ピカイチの内容だったと絶賛。

「ハムのラジオ」の会場特設スタジオで収録
ビデオ配信はこちら





2017年9月9日土曜日

KH1 DX-pedition JA donor list

KH1 ベーカー島 DXペディション
コールサイン決定(2017年12月15日発表)
KH1/KH7Z
日本語Webサイトはこちら

 JA ドナーリスト
Last Update: July 16 0000z

日本からのドネーションは、米国サイトからPayPal等で直接でも出来ますが、

以下のゆうちょ口座でも、日本円で受け付けます。

郵便振り込み 記号10100  番号 82332611
他行からの口座振り込みは 店名:〇一八  店番:018
預金種目:普通預金 口座番号:8233261
口座名義 イデ ヒロオ

お振り込みいただいた方にお願い

振り込み日、金額、氏名(ローマ字表記の氏名も)、コールサイン(ある方は)
を以下のメールアドレス宛にお送りください。
h-ide@wj9.so-net.ne.jp  または  ja1wsx@jarl.com
(SPAM対策のために、全角 @ を記しています。
全角 @ を 半角の @ に換えてから、メールして下さい。)

尚、送金時のお振り込み手数料はご負担をお願いいたします。
ある程度の金額になった時点で米ドルにしてUSAに送り、
米国Webサイトに掲載されるよう手配いたしますので、

為替レートの変動を考慮してお振込みください.

KH1は日本からも交信が難しくない地域ですが、
1993年のAH1A、2002年のK1B以来、長らくQRVの無かった珍エンティティです。
アパマン設備やモービルからも交信可能ですが、欧米との交信を優先させるために、
NO JA が連発される危険性も危惧されます。
今回、日本からJN1THL田沼さんがオペレータとして参加されますので、そのような
ことにならないためにも、一人でも多くの方からのドネーションをお願いします。






赤色で記したコールサインは、日本のドネーション口座に日本円で頂戴した方です。

日本語Webサイトはこちら




2017年8月23日水曜日

YOTAリーダーPA2LS Lisaさん 来日講演

IARU Reg.1の若手育成プロジェクト YOTA
Youth WG 議長 PA2LS Lisaさん 来日講演


92日(土) 13:0014:30 ビッグサイト会議棟 603会議室  JARL/PRUG共催

PRUG : Packet Radio User's Group
               
93日(日) 11:3512:20 JARLイベントコーナー JARL主催

YOTA (Youngsters On The Air) とは

IARU Reg.1(欧州、中東、アフリカ)が主催する、26歳未満の若者を対象とした若手育成プロジェクト。

毎年、各国連盟持ち回りで世界大会が開催され、教育の専門家によって開発されたカリキュラムにより、DXやコンテスト、デジタルモードの学習やキットの自作など、アマチュア無線に関するすべての要素を、7日間かけて分け隔てなく伝授する。

YOTAでは、さほど歳の離れていない若者がリーダーとして指導に当たることを、若手育成における成功の鍵と考えている。


8月5日~12日にかけて、日本からJR2KHB 須田氏とJE1XUZ 加藤氏 IARU Reg.3 として初参加したYOTA英国世界大会の報告も行なわれます。


IARU Reg.3における次世代育成のリーダーとしての活躍を期待して、JARLが2名を派遣、YOTA英国大会では、次のようなカリキュラムを体験してこられました。
18MHz帯移動用アンテナとQRP CW TRXキットを製作
さらに、この自作セットを使った、SOTA 山頂移動運用
記念局GB17YOTAの運用  交信数 >10,000
その他、異文化交流、衛星通信、ARDFARISSコンタクトなど

2017年8月8日火曜日

海外局へダイレクトでQSL請求するときの注意点

まず、相手のQSL情報を確認します。すべては、これが始まりです。
QRZ.COMやDX情報サイトなどを参考にします。

近年は、Club Logなどを活用したOQRS (Online QSL Request System) も盛んです。
これは、Webサイト経由によりオンラインでQSLを請求する仕組みで、PayPalなどの送金手段を併用する必要がありますが、とても便利なシステムです。

とはいえ、まだまだダイレクト請求によってQSLをコンファームするケースは多いことでしょう。(上記OQRSを利用すると、QSL請求を受ける側で返信用封筒を用意する必要があり、それを嫌う局も少なくありません。海外移動運用を頻繁に行なっている私自身が、OQRSを利用しない理由が、正にこれなのです。笑)

1.封筒
相手に送る封筒と、返信用封筒の2つを用意します。

(1) 送付用封筒
 同封する返信用封筒を折らずに済むように、相手に送る封筒は同封する返信用封筒より、一回り大きいものを選ぶのがコツです。ただし、送付用封筒に日本郵便の定型郵便の大きさを超えたものを使用してしまうと、国際郵便料金が高くなってしまいます。そこで、こちらから送る封筒は「角型8号」をお勧めします。


 糊付け部分全体に隙間なく、べったりと糊付けしてしまうと、先方が開封する際にペーパーナイフ等を入れることが困難となります。その結果、ハサミ等を用いて開封することとなり、時に誤って中身を切る事故が発生します。糊付け部分を全面糊付けせず、ペーパーナイフが挿入できる余白を持たせましょう。

(2) 同封する返信用封筒
 洋形2号エアメール封筒(ワンタッチ)をお勧めします。
 これは、糊付け部分に両面テープがあらかじめ貼られており、先方の返信作業を大幅に軽減します。もし入手出来ない場合は、自分で両面テープを使って封緘部分に貼り付けて自作します。


 返信用封筒には、必ず自分宛の住所氏名を英語で記入しておきます。
 ラベルシールでもかまいませんが、必ず自分で貼付けて下さい。ラベルシールを同封して、先方に貼ってもらおうというのは駄目です。相手の作業を少しでも軽減する心遣いを忘れないようにしましょう。



2.返信料金を必ず同封します。
 同封する返信料金は、先方のお国事情を配慮しなければなりません。
 地元の郵便局では、IRC(国際返信用切手)を実際の切手に交換できず、遠方まで足を運ぶことを余儀なくされる、というような事情のある地域も少なくないそうです。特に、電子メールの発達により、個人間の国際郵便利用が極端に減っている近年は、IRC(国際返信用切手)の利用が以前より困難な地域が増えてきていると言われます。
 そこで多くの場合、米国ドル札を同封することが一般的になってきています。日本では現金を普通郵便に同封することは郵便法違反(罰則規定は無いそうです。)に問われかねませんが、米国ドル札は日本の法律では単なる印刷物であるという解釈が可能なのでしょうか、まさに郵便局(外国為替を取り扱っている郵便局)で、こうした返信料金同封にぴったりな少額米国ドル紙幣(1ドル札や2ドル札など。)の換金をしてくれます。
(2020年12月30日をもって、郵便局での外貨両替の取り扱いが終了してしまいましたので、今後は銀行等での両替しかなくなりました。)

 実際に何ドル同封したら良いかですが、先方の要望等がQRZ.COM等で公開されている場合はそれに従います。何も情報が無い場合は、概ね2ドルか3ドルが相場です。日本近隣のアジア諸国の場合、1ドルでギリギリ足りることもあるようですが、昨今は最低でも2ドル同封することが一般的になっています。

3.QSLカードの書き方見本(ご参考)
 To Radioの欄に、相手のコールサインを、JARL転送枠等に「VIA」と付記した上でQSLマネージャのコールサインを、それぞれ記入します。
 交信日時は協定世界時(UTC、いわゆる国際標準時。以前はグリニッジ標準時GMTと呼ばれたもの。)で記します。日本時間(JST)からマイナス9時間となりますので、日本時間の午前0時~午前9時までは日付が前日となることにも注意しましょう。
 さらに、日本の局から届くQSLカードにのみ多く見られる残念なポイントとして、両面タイプのQSLカードの場合、裏面データ欄に読みやすい大きな文字で自局のコールサインを記していない場合があります。これは先方がカード処理をする際に、いちいちQSLカードを裏返して、表面を見ないとコールサインが確認できないため、手間を増やすのみならず、間違いを起こさせる可能性を増大させることにつながりかねません。両面タイプのQSLカードの場合、裏面データ欄にも自局コールサインを、大きく目立つ文字、さらに変に凝った花文字等を用いず、わかりやすいフォントで記しておきましょう。


以上は、多くの海外局、海外運用局のQSLマネージャを務める JJ2VLY が、自身の経験に基づいて作成したものです。

2017年8月7日月曜日

ドイツ南部の町、フリードリヒスハーフェンで開催される欧州最大のハムフェア

HAM RADIO 2017 (7月14日~16日)

今年は、33ヶ国から196団体の出展、来場者数(3日間の延べ人数ではなく、ユニーク数)が17,110名だったそうです。

今年は、スイスのチューリッヒから特急列車で、ボーデン湖畔のローマンスホルンまで行き、そこからフェリーに乗り換えて対岸にあるドイツのフリードリヒスハーフェンへ入りました。
 

フリードリヒスハーフェンは、飛行船ツェッペリン号が開発・製造された町としても有名で、有料の遊覧飛行を楽しむことも出来ます。ダウンタウンには博物館もあります。

今年も、Tokyo 610 DX Groupとして4年連続、日本から唯一のクラブブース出展。
日本から持参した日本酒と梅酒が大人気でした。

今年も、世界中から集まった著名DXer達が、私達のブースに立ち寄ってくれました。
FT4JA等のメンバーとしても有名なF2DXが、ブーベ島DXペディション3Y0ZのオペレータJR4OZR 久木田氏を訪ねてこられました。

2012年に一緒にスプラトリー(南沙諸島)からのDXペディション9M0Lを楽しんだ、G3TXF Nigelとも一年ぶりの再会。来年、東ティモール(4W)に連れて行って欲しいと頼まれました。左からJE1CKA, JH1RFZ, G3TXF, JQ2GYU です。

 今年4月に来日して、JJ1CKDとJJ1CKEのコールサインを取得した、スイスのHB9JOE Andy, HB9FPM Eva ご夫妻です。JARLの会員証を首から提げて記念撮影。
おふたりは、私の富士山シャックを拠点に、SOTA(山頂移動運用)を楽しまれました。

 IARU Reg.1の若者育成プロジェクトYOTAでコーディネーターを務めるPA2LS LisaとPD5LKM Lennart。お二人は今年の東京ハムフェアに来日して、JARLコーナーなどでYOTAに関する講演を予定しています。

 K7JA(左端), RA3AUU(中央), JE1CKA(右端)と著名コンテスターが揃いました。RA3AUU Harryとは、2005年にパラオからT88YUを運用した際に、現地で偶然会ってからの友人。

 イエメンやエリトリアなど、超難関エンティティからのDXペディションで有名なRA9USU Dima(左から2番目)と、久しぶりの再会を喜び合いました。
左端は、やはりDXペディションで有名なJH4RHF 田中氏。田中氏はオーストリア在住。

 XT2SE(ブルキナファソ)、5V7SE(トーゴ)、E44YL(パレスチナ)、TL8SE(中央アフリカ)、TT8SE(チャド)など、難関エンティティからの単独DXペディションを次々と成功させているElviraさんとJJ2VLY。JJ2VLYからは、3月にXT2SEと交信したことのお礼を伝えました。

会場に集まったYOTA関係者の記念撮影。
YOTAは、IARU Reg.1の若者育成プロジェクトで、毎年欧州各地で世界大会を開催。
ロンドンで開催される今年8月の世界大会に、日本からJE1XUZとJR2KHBが参加することを知り、欧州の若者達は大興奮となりました。

昨年のYOTA世界大会を主催したオーストリアの連盟から、今年の主催者である英国の連盟RSGBにYOTA旗が手渡されました。YOTA旗はオーストリアの連盟ブースから、数十名の若者達が会場内を練り歩きながら、英国RSGBまで届けられましたが、彼らが通過する際には、近くのブースから大声援が飛び、欧州中が若者育成プロジェクトYOTAを応援している様子が垣間見えました。



YOTAのセッションでは、コンファレンスルーム一杯に欧州各地から参加した若者が集まり、これまでの活動報告と活発な意見交換が行なわれました。みんな英語を上手に操ります。私からも、日本からの参加を決めた経緯などを報告しました。1時間にわたるセッションすべてをビデオに収録してありますので、日本でこうした活動に興味のある方は、個別に当方までご連絡下さい。

YOTAの活動のひとつである、若者をスーパーステーションに招聘して、コンテストを楽しんでもらうという、YCPと呼ばれるプログラムの報告が、ドイツのDK6SPとオーストリアのOE3FTAからありました。これは日本でも展開できるアイディアではないでしょうか。



世界各地のアマチュア無線連盟ブースです。そろそろJARLさんもいかがですか?

イスラエル

アルジェリア 

クロアチア

クエート

ドイツ
(DL1BDF Mustaphaは東京ハムフェアに何度も来日しています。)

ドイツのブースでは子供向けの自作教室が開催されていました。
東京ハムフェアでもにた風景が見られますね。

スペイン

アイルランド

フランス

イギリス

ハンガリー

スイス

タイ
(毎年、アジアの連盟としては唯一の参加。)

イタリア
(左端の青年と1年ぶりに再会。カタコトだった英語が、ペラペラに上達していた。)

ジブチ

 ルクセンブルグ

ブルガリア

オーストリア

ベルギー

オランダ

スロヴェニア

スウェーデン

アメリカ
(中央はW3IZ Norm。今年の東京ハムフェアにも来日予定です。)

ルーマニア


フリーマーケット・ジャンク市は、別のホールで開催されています。
古いラジオや旧東側諸国の軍用機など、日本ではあまり目にしないものも多数。







今年は初めて、HAM RADIO と併催されているMaker Faireも覗いてみました。
フリードリヒスハーフェンは田舎町のためでしょうか、東京や米国のMaker Faireに比べると小規模でしたが、アマチュア無線とはひと味違った世界が楽しめました。
米国ARRLもMaker Faireに注目しており、来年からコミットすると伝えられております。
ものづくりを標榜する日本のアマチュア無線家も、若者の集まるMaker Faireの動向には要注意です。





今年は開催日の関係で、町のお祭と重なったこともあり、ダウンタウンは大変な賑わいでした。どこへいってもビール、ビール、ビールです!

こちらは展示会場敷地内のビアガーデン

来年は6月開催に戻ります。
2018年6月1日~3日

では、東京ハムフェアでお目にかかりましょう。