2020年12月9日水曜日

アマチュア無線連盟の会費に対する考察

米国ARRLの年会費は年払いの場合、以下の通りです。
年会費が5千円ちょっとですから、JARLよりは少し安いですね。

(1) 米国内会員でQST誌を毎月郵送 US$49
  (QST誌の郵送なし、という属性はありません。)
(2) 米国外在住の会員でQST誌を毎月郵送 US$76
(3) 米国外在住の会員でQST誌の郵送は無く、オンラインのみ US$49

英国RSGBの年会費は、以下の通りです。
英ポンドは140円くらいですから、7840円とJARLより、わずかに高いです。
(1) 英国内在住の会員でRADCOMという会誌を毎月郵送 £56
(2) 英国外在住の会員でRADCOMという会誌を毎月郵送 £59

私自身は、現在のJARL年会費が7200円(600円/月)なので、金額だけの視点でいえば、これが9600円(800円/月)くらいまでは趣味の団体の会費としては、まぁ許容範囲だろうとは思うものの、米国のQST誌や英国のRADCOM誌とJARLニュースを比較してしまうと、JARLに会費を払う価値を見出せない、というのが正直なところ。

米国は10年ごとの局免許更新も会員だと無料になる特典がありますし、ARRLは自分自身が会員なのでQST誌を毎月オンラインで購読、RADCOM誌はRSGB会員の友人から毎月送ってもらって読んでいる限り、敢えて言えばCQ誌が毎月届くのならまだしも、JARLニュースではなぁ、と思ってしまいます。

ARRLの場合、DXCCなどに代表される世界規模のアワードの申請料に会員割引が適用されるのも、大きな会員メリットです。

ちなみにQSLビューローについては、いずれも国内交信に対するQSLカード転送のサービスはありません。(国内間のQSLカード転送を行なっているビューローは、私の知る限り世界で日本のJARLとドイツのDARCだけのようです。世界標準から見たとき、QSLビューローは国際間のQSLカード交換にのみ適用されるサービスです。)

米国は海外向けのQSLカードを中央の「送出ビューロー」宛に送り出すときも重さで課金され、受取は各地域の「受け取りビューロー」に毎月事前にSASEを渡しておくというスタイルだそうです。英国は特に従量課金されないようです。

他の連盟については未調査です。JARLの執行部には、世界の連盟の動向などと比較して、現行の年会費が高いか安いか、あるいはどういうサービスが連盟として提供されているのか、などをきちんと調べた上で議論をしてほしいものだと思います。特に各国の会誌はJARLに届いています(大塚で閲覧できます。)から、その中身についても比較してほしいと思います。

ぜひ他の連盟なども調べてみて、教えてください。

1 件のコメント:

  1. ドイツDARCは年会費102ユーロ(約1万3千3百円)ですね。

    返信削除